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「中越大震災の日」関連イベントを開催しました(10月23日)
多くの尊い人命を奪い、小千谷市に未曾有の被害をもたらした中越大震災から21年が経過しました。
市では、中越大震災の経験と教訓を継承し、市民一人ひとりが防災意識を高め、安全・安心に対する誓いを新たにする日として、10月23日を「中越大震災の日」に定めています。
震災から20年以上が経過し、記憶の風化や震災を知らない子どもたちが多くなっています。家庭・職場・町内などで、震災当時の体験談や教訓について語り継ぐ場をつくり、震災の経験と教訓を伝えましょう。
中越大震災の日に合わせて、市内でさまざまな関連イベントを開催しました。
10.23「中越大震災の日」追悼のつどい
10.23「中越大震災の日」追悼のつどいを楽集館で開催し、復興のあかりをイメージした「希望のキャンドル」が会場を照らす中、「希望の灯り」の点灯や献花が行われました。
震災発生時刻の午後5時56分には、中越大震災で亡くなられた方のご冥福を祈り、黙とうがささげられました。
来年は慰霊碑と希望の灯りの記念碑が、現在防災公園内に整備中のスポーツコミュニティプレイス「ソコラテ」に移設される予定のため、今回が楽集館での最後の開催となりました。
”災害のない世界に”と願いが込められた「希望のキャンドル」 |
神戸から分灯された「希望の灯り」 |
おおぜいの市民が献花に訪れました |
会場には親子連れも多く来ていました |
午後5時56分には1分間の黙とうをささげました |
会場ではハンドパン奏者の原辰徳さんがすてきな演奏を披露してくださいました |
「中越大震災の日」給食
市内の小・中学校、総合支援学校の児童・生徒が、学校給食を通して「災害時の食」を学ぶ取組として、「中越大震災の日」給食が提供されました。
缶詰や常備野菜を使ったストックサラダなど、災害を想定した給食を食べながら、災害時の食事の対応やふだんの食事の大切さを学びました。
児童・生徒に提供された防災給食 |
みんなでおいしく給食を食べていました |
おぢや防災塾~Remember10.23~
震災の経験と教訓を次世代に継承するため、市内の中学3年生約300人を対象に防災教育講演会が開催されました。
講師に防災システム研究所所長の山村武彦さんをお招きし、「中学生のためのスマート防災~命を守るために~」と題してご講演いただきました。
山村さんは、「災害が起きたときに約7割の人が「凍りつき症候群(不意の大災害や大事故に直面すると身も心も凍りついたように停止してしまうこと)」になってしまう。災害時に自分や大切な人の命を守るためには、どのように行動するか常に考えておくことが大事である」と話されました。また、「災害時には自助・共助・公助に加えて、互いに近くで助け合う「互近助(ごきんじょ)を実践していきましょう」と語りかけました。
中越大震災を経験していない生徒たちは真剣な眼差しで山村さんの講演を聞き、命を守るための備えを学びました。
講師の山村武彦さん |
生徒のみなさんは山村さんの話を真剣に聞いていました |

