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「~差別生まぬよう 映画『福田村事件』から学ぶ~人権講演と映画のつどい」を開催しました(9月20日)
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「~差別生まぬよう 映画『福田村事件』から学ぶ~人権講演と映画のつどい」を開催しました(9月20日)
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更新日:2025年9月22日更新
市民会館大ホールで人権に関する講演会と映画上映会を開催し、162人が来場しました。
前半は日本近代文学者の大和田茂さんから、「惨劇はなぜ生まれたか~亀戸事件・福田村事件から差別問題を考える~」と題して講演いただきました。
亀戸事件とは、大正12年9月1日に発生した関東大震災の混乱の中、9月3日の夜から5日に東京都亀戸・大島地区で活動していた労働運動家、社会主義者など10人が亀戸警察署内で殺害された事件で、犠牲者の中には小千谷市出身の劇作家で労働運動家の平沢計七もいました。
講演では、平沢計七の経歴やなぜ亀戸事件の犠牲者となってしまったのかについて解説いただたいだほか、後半の上映会に先んじて、同じく関東大震災後の9月6日に千葉県福田村の村民が、香川県から来た薬売行商人15人のうち9人を殺害した福田村事件の概要について説明していただきました。
大和田さんは、「2つの事件の原因となった人種差別を解決するには、異なる文化と積極的に対話と交流をすることが重要だ」と参加者に伝えました。
後半は令和5年に公開された映画『福田村事件』の上映会を通して、参加者は決して繰り返してはならない悲惨な歴史への理解を深めました。
また、市民会館1階ホワイエで「北朝鮮による拉致問題を考えるパネル展」を開催し、おおぜいの参加者が展示を見ていました。
講師の大和田茂さん |
講演会は手話通訳と要約筆記つきで行いました |
162人が講演会と上映会に参加しました |
「北朝鮮による拉致問題を考えるパネル展」の様子 |