平成24年2月7日(火)3・4限に小千谷新聞の記者が来校され、JICA(国際協力機構)派遣でブラジル・アルゼンチン・タンザニアにおけるのべ10年以上にわたる活動や「日本食文化;世界遺産賛同団体に岩沢まごころ市」(小千谷新聞2011年12月24日号)に込めた思いについて話していただきました。
小学生を相手に話すのは初めてという記者さんでしたが、興味を引く写真、クイズ、体験談などに子どもたちは引き込まれていきました。
岩沢まごころ市に関わる記事に関しては、「食は自然・文化・暮らしに支えられています」「四季のある日本には素晴らしい郷土食がたくさんあります」「小千谷も世界とつながっています」などと話されました。
ユネスコ無形文化遺産登録されている小千谷縮に関しては、「小千谷縮には高い湿度が必要であり、なぜ小千谷に伝わってきたのかを自然・文化・歴史の観点から考えることが大切です」というアドバイスをいただきました。Q&Aで話された「新聞記者の大切なことは、『好奇心&疑問をもつこと』です。」という言葉が子どもたちに残ったようです。
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名刺を渡しながら挨拶しています | 日本とは違った世界を知ってみよう! |
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日本から見て地球の裏側はどこでしょうか? | イグアスの滝も世界自然遺産ですね |
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この国の主食は何だと思いますか? | 別れ際に感想をお伝えしています |
【小千谷新聞の記者さんからのメッセージ】
貴重な機会を有難うございました。子どもたちがあまりにもよく事前学習していたので、驚きました。子どもの取材を通じて成長を追えること、ローカル新聞記者ならではの、やりがいの一つです。3・4年生の子どもたちが高学年、中学生になっても取材する機会はあると思います。今後の成長を楽しみに、応援していきたいと思います。
**小千谷新聞の記者のお話を聞いて分かったこと&感想**
● 南アメリカとアフリカは地図で見ると離れているように見えたが、地球儀で見ると近く、大昔はつながっていることが分かった。町から1時間くらい自動車で走ったところに砂漠があったり、動物がいたりして驚いた。
○ 同じ国でも貧しい所もあれば大都会のような所もあることが分かった。国道脇にキリンや象がいる国は、野生動物と人間が暮らせるいい所だと思った。ブラジル等の3カ国に日本がどのように関係しているのかについて詳しく調べたいと思った。
● 砂漠から2〜3時間で高いビルがあることやブラジルは地震がほとんどないことも分かった。木を切って燃料に使っているところもあることを知った。アラブはお金持ちで新しい高いビルが多いことにも驚いた。
○ アマゾン川は飛行機から写真を撮ると収まらないくらい大きいことを知った。世界には日本とは違う食べ物があり、生活が違っていることが分かった。特にブラジルはたくさんの食べ物があり、贅沢そうなので行ってみたい。
● 日本から地球の裏側のブラジルなどに行くには直行便がなく乗り換えなければいけないことを知った。世界の歴史や主食を知り、日本は贅沢をしていると思った。トウモロコシの粉をパンみたいにしたものがタンザニアの主食で面白いと感じた。
○ 世界のことには興味がなかったが、渡辺さんの話を聞いて食文化に興味をもった。南アメリカとアフリカがつながっていることを知って驚いた。アラブは石油で金持ちだが郷土食はないようなので、岩沢の郷土食をあげたいと思った。
● 砂漠がある国は発展途上国だと思っていたが、アラブ首長国連邦では砂漠から1〜3時間ほどで高層ビルが立ち並び、驚いた。タンザニアの生活は病気や事故が多く大変だが、他では経験できないことができると聞き、いつか行ってみたい。
○ 地図では近いように見えても地球の裏側のアマゾンに行くまで30時間もかかることに驚いた。タンザニアの国道にキリンがいてすごい。20歳になったら、イグアスの滝で写真を撮り、アマゾン川に入り、タンザニアで風景画を描きたい。
● 砂漠から1〜2時間ほどで都会のようなビルが立ち並ぶ国がアラブやアフリカにあり、面白いと思った。各国の主食がそれぞれ気候や文化によって違っていた。小千谷縮は青狽ゥら作られ、東京では作れないので、やはり自然は大切だと感じた。