平成23年10月4日(火)に国内の大学院に留学中のRさんが来校し、「私の留学生活」と題して
出身地の中国・内蒙古(モンゴル)自治区の概況を話しました。
・内蒙古自治区の区都呼和浩特(フフホト)市の様子
・西部は砂漠地帯・中部は山岳地帯・東部は大草原地帯であること
・大草原の自然環境を破壊したら砂漠になるかもしれないこと
・内蒙古西部から発生する黄砂の原因、砂漠への植林の重要性
その後、大学で研究している“カラスの舌”のことを中心に話してくださいました。
鳥類の舌と特性、肉食のハシブトガラスと草食のハシボソガラスとの違い、カラスの研究の生かし方(農産物被害・ごみ収集)などは、子どもたちにとって興味を引く内容でした。
また、留学生活での苦労や嬉しかったことなども率直に語ってくださいました。
最後に子どもたちへメッセージをいただきました。
◎「勉強したことは使わないと忘れます。習ったことを復習したり、使ったりしましょう。
また、環境を守り、砂漠化しないようにしましょう。」
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自己紹介するRさん | 音読を聞くRさん |
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ノートを見るRさん | パソコンを使って説明してくださいました |
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砂漠化の大きな原因はカシミヤ山羊の過放牧! | 黄砂は内蒙古の西部のゴビ砂漠からやってきます |
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地図を見ながらの環境学習 | 給食を食べながらの交流 |
***Rさんのお話を聞いた感想***
・ カラスの舌のことがよく分かった。これからもいろいろな研究をしてほしい。
・ 中国の内蒙古のことやカラスの舌の研究を聞き、キツツキやペンギンの舌を初めて見ることができてよかった。
キツツキの舌は長くてびっくりした。ペンギンはギザギザで面白かった。
魚を捕るからあんなにギザギザになっていると分かった。
・ カラスの舌には2つの穴があいていること、キツツキの舌には骨が付いていることが分かった。
一緒に給食を食べられて嬉しかった。
・ ハシブトガラスは肉食で、ハシボソガラスは草食ということに興味をもった。
Rさんが、「カラスの研究が終わったら他の動物の研究もしたい」と言ったので僕もしたくなった。
・ ハシブトガラスは肉食で町によくいて、ハシボソガラスは草食で畑によくいることが分かった。
カラスには興味がなかったがとても興味をもった。Rさんは優しくてよい人だと思った。
故郷の内蒙古に行ってみたい。内蒙古の3分の1が砂漠で残念!
・ キツツキの舌に骨があることにびっくりした。私もカラスや鳥について調べてみたい。
・ 日本にいるカラスは主に2種類で、ハシブトガラスは肉食でハシボソガラスは草食ということ、
キツツキの舌は長くて木の奥にいる虫を舌で捕って食べていること、
ペンギンはギザギザしていて魚を捕りやすいようになっていることを教えていただいてよかった。