ヘルプ・ミ〜ず「世界の水と私たちの関係は?」

 平成23年9月13日(火)3・4限に新潟県立大学1・2年生7名が来校し、水を通して世界と日本とのつながりを考えるワークショップをしてくださいました。
 水を不自由なく使える子どもたちが、海外(オースラリア・中国)の人たちが直面している水問題を知ることで世界とのつながりや環境保全の大切さを考えるよい機会になりました。

名刺交換をして仲良くなりました 今日は宜しくお願いいたします

アイスブレーキング(フルーツバスケット)

人間の体内の水分はゴキブリと同じ62%!

日本もオースストラリアもハッピーになるにはどうしたらいいですか?

真剣に話し合っています
WS(ワークショップ)についてまとめたことを発表しました

どれが「アルプスの水」「富士山の水」「岩沢小学校の水道水」か飲んで当ててみよう!

中国の川の汚染についてどう思う?どうしたら解決できますか?
グループワーク中・・・ グループワークの結果の発表!
こんな解決方法はいかが? 楽しかったです。また会いましょう!

【 WSを運営した新潟県立大学生の感想 】

●水問題の話はどうでしたか?みなさんがいつも何気なくしていること(食べたりすることですね)が、意外と世界の環境問題につながっていることに気づいてもらえましたか?
わたしたちが世界の問題と関わっているということには、普段はなかなか気づきません。難しいです。そこで、少し身の回りのことについて考えてみてください。サッカーが好きな子はサッカーボールについて考えてみましょう。たとえば「自分が使っているサッカーボールはどこで、どういうふうに作られているんだろう?」とかですね。また、カエルが好きな子は「このカエルはどこでどういうふうに生まれるんだろう」とかです。そこで、その疑問が気になったら図書館で調べたり、誰かに聞いてみたりしてください。好きなことでいいので、それをどんどん調べていくとそこからいろいろなものが見えてくると思います。(私は大学でクラゲの大発生(新潟も夏場クラゲがたくさん出ますよね)について調べたら、クラゲの地球上での役割とか、ほかの国が関係しているということが分かりました)
岩沢小学校は周りが田んぼや山でとても自然が豊かです。教室にもトンボが入ってきました。このような学校はなかなかありません。小学校時代にたくさんの生き物や自然にふれたことはいい経験になると思います。(わたしは町中の小学校に行っていたので、とてもうらやましいです。カジカガエルやヤゴはいまだに見たことがありません…)自然に囲まれて育ったことをぜひ誇りにしてください!

● WS(ワークショップ)ではみんな身を乗り出して話を聞いてくれて真剣に話を聞いてくれていることが伝わりましたし、嬉しかったです。またグループワークなどで意見を求めたとき、反応が薄かったらどうしよう、何も話してくれなかったらどうしようという心配とは裏腹に、一人ひとりが何かしら自分の考えを伝えてくれてしっかりしているなあと感じました。小学生は考え方や反応が予想と違っていて、大学生相手のリハーサルよりもずっと楽しいWSになりました。
WS以外のところでも驚かされたことがいくつかあります。まず教室に入ると、「山の中に住んでいる〇〇です。よろしくお願いします。」という大人顔負けの挨拶に名刺。最後も子どもたちみんながわたしたち一人一人に一言伝えにきてくれました。私も日頃の自分はどうだろうと振り返る、いいきっかけになりました。
みんなが岩沢でカヌーや釣り、生き物観察など、自然とたくさん遊ぶことができるのがすごくいいなと思います。カヌーや釣りができるような川(雷魚だけが住める川ではなくていろいろな生き物が住むことができる川)を保つためにがんばっていることはあるのだろうか、またこれからもきれいな川を維持したり、さらによくしたりしていくにはどんなことができるか、ちらっと考えてみるのも大事なことかもしれません。お話したのは中国の水質汚染とオーストラリアの水不足についてだけでしたが、世界には水にまつわる問題や興味深い話がたくさんあります。楽しそう!と思ったらぜひ調べてみてね。みんなと一緒にWSを作っていけて楽しかったです。

● 今日のWSを通して普段何気なく使っている水の大切さが感じられたのではないかと思います。みなさんの毎日の生活の中でオーストラリアや中国の現状に思いを馳せ、少しでも意識してもらえれば嬉しいです。初めてのWSだったので子どもたちを目の前にしてこちらが緊張してしまい、細かい部分まで配慮できなかった部分も多くあったと思っています。私たちが練習したなかで予想もしていなかったような斬新な意見がグループワークの最中で出たときは正直驚いてしまいました。子どもたちの自ら前に出て見聞しようとする姿勢や食い入るように見つめる目に心動かされると同時に、何だか懐かしくもありました。

● 初めてのWSで、そして初めて小学生に教えるということで、とても最初は緊張していましたが、私たちが質問を投げかけると、34年生の皆さんがどれにでも素直に言葉を返してくれたり、笑顔で相槌を打ってくれたりしたので、私たちの方もWSをスムーズに行うことができました。私たちの力不足からくる行き届かない部分がたくさんありましたことを反省しています。しかし皆さんが一生懸命聞いてくださって、大変良い環境でWSを行うことができました。34年生の皆さんの持っている知識の豊富さに驚きました。どの授業にも一生懸命取り組んでいるのだなあと思います。わたしたちのWSについても真剣に聞いて、自分たちの考えを述べてくれて、うれしかったです。

● みんなの環境に対する知識が豊富で驚きました。また、感想や対策を書いてもらったときには、みんなしっかりと自分の意見が出せていて感心しました。WS後には、「水を大切にしていこうと思いました」と言ってくれた子がたくさんいて良かったです。これからも、環境の大切さを忘れないでくださいね。そして、常に「自分には何ができるか」を考え行動してくれたらうれしいです。

● 緊張しっぱなしでしたが、元気な子どもたちと楽しくWSができて非常に楽しかったです! 皆いろいろな意見を持っていてとても興味深かったです。後半から時間を気にしすぎて、慌てた部分がありました。また、子供たちに伝わりづらかったこともいくつかあると思います。わたしたちがふだん何げなく使っている水について、改めて考えることができたらうれしいです。今回のWSから学んだことを次のWSに生かしていきたいと思います。

● 皆さんが一緒に真剣に考えてくれてとても嬉しかったです。難しい質問にも諦めずにじっと考えてくれる姿が印象的でした。一方私は緊張してしまい伝わらないこともあっただろうなと反省しています。水問題の現実、またそれらが他人事では無いということを忘れずに、お互い生活していけたら良いですね

***** WS一言感想(3・4年生) *****

・ 今まで水についてあまり考えてなかったが、水の大切さがよく分かった
・ オーストラリアの人は水をいっぱい使えないと知って水を大切に使いたいと思った。中国の川は工場から出る水によって汚いと知って驚いた。
・ 水の環境についてよく分かった。中国では汚い水を飲んでいて、体の調子が悪くなる人がいることが心に残った。オーストラリアでは水が少ないからシャワーも5分だけでかわいそうだと思った。僕にボランティアができるならオーストラリアに水をいっぱいあげたい。
・ 水を平気で使っていたが、オーストラリアでは水がからからで、中国では汚くて飲めなくて癌になっている人がとっても多いことを知った。貧しい国を一秒でもいい国にしたい。
・ オーストラリアの水不足、中国の水質汚染がどれだけ大変な事件かが分かった。水問題が早く解決してほしい。
・ 水の大切さを知った。今後は川や池にごみを捨てないようにし、雨水をためて何かに利用したい。
・ きれいな水がないと癌になったり、健康に過ごしたりできないので水を大切にすることはいいことだと思った。中国やオーストラリアで起きていることが分かりました。
・ オーストラリアは水に困るというイメージがなかったけど、お話を聞いて大変だと思った。中国もとても川が汚い場所があることも分かった。汚れた水を飲んで癌になったり、動物が障害を持って生まれたりしてとてもかわいそうだった。水クイズや分からないことが分かって楽しかった。
・ オーストラリアは雨が降らなくて、中国は汚い川があるので大変そうなのがよくわかった。