平成23年11月28日(月)午前に不燃物と可燃物の2つの清掃工場を見学しました。
クリーンスポット大原では、まず、ごみ収集車から降ろされた袋を手作業で袋をやぶりながら確認・処理している様子を見学しました。「資源ごみ」「不燃ごみ」「粗大ごみ」をしっかりと分別する大切さを子どもたちは気付きました。
その後、ベルトコンベアーに乗せられたペットボトルを手作業で分けている様子も見学しました。働く人の疲労を少しでも和らげるために、15分おきに仕事場を交換しているそうです。
最後に建物の奥にある最終処分場に行きました。1998年に用意された容量の約6割が現在では埋まっているそうで、このままのペースでいくと5年後には満タンになってしまうそうです。(が、山形県内の一般の施設へ運ぶことで、あと30年くらいは大丈夫とのこと。)1.2mmの厚いゴムシートを敷くことで、地下水内に有毒物質が入らないようにされていました。
「大事な仕事や願いは?」という質問に、案内してくださった方は、「とにかく分別してほしい。また、資源ごみ、特に容器包装プラスチックごみは洗ってだして下さい。それが21名の従業員の願いです。まだ、70%くらいしか資源にすることができません。ゴミを砕く刃が欠けると修理するのに3ヶ月もかかります。」とのことです。
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究極のスキー板の再利用! | 手作業によるごみの処理 |
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袋を開けてごみを調べています | ペットボトルも大切な資源です |
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ゴミ計量器で体重測定? |
山形県に運ばれる埋め立てゴミ |
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大きな最終処分場も6割が埋まっています |
「クリーンスポット大原」を見学して分かったこと&感想
・ペットボトルを分別しているところや埋立地を見れてよかった。
・大原〜埋立地が大きかった。大型のごみを分別するところを見られてよかった。
・ゴミを分別しているところを見た。洗ってないペットボトルがありひどい!
・ペットボトルを機械で流し、役割を分担しながら人間が処理していた。
・ごみを増やしてはいけないと思った。
・埋立地では約6割が埋まっているが、あと約30年持ちそうなことが分かった。
・袋の中から回収できないものを人の力で取り除いてすごかった。
・一日約10tのごみ処理をし、ビンごと茨城や福島に持っていくことを知った。
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サンクリーン時水では、ダイオキシン対策で機械の一部を換えたことで現在24時間体制で一日最高120tのごみを焼却炉で燃やすことができるそうです。案内の方は、焼却炉は「ごみを燃やすだけでなく、ごみの臭いを消す」役目もあると話されていました。今年4月から「ごみ有料化」になったことで、一日のごみが昨年の48tから42tにまで減ったそうです。ごみを燃やした余熱を消雪パイプ、3交代で働く12名の従業員の風呂などに使っているそうです。「大変な仕事は?」という俊太朗さんの質問に、「夏場のごみの臭い」という答えでした。「紙のごみが特に多いので、紙を無駄にしないでください。また、分別をしっかりして、ごみを作らないようにしてください。」というごみの出し方についてのメッセージを最後にいただきました。
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時水清掃工場の見取り図 | 中央制御室を見せていただきました |
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クレーンでごみを運んでいます | こちらにもゴミ計量器がありました |
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可燃ごみ | 59mの煙突 |
「サンクリーン時水」を見学して分かったこと&感想
・12人で働き、燃やす温度は800〜900℃くらい。強い臭いがした。
・ダイオキシンが出ないように改造したり、消石灰をまいていることを知った。
・中央制御室で安全を確認する仕事とクレーンを操作する仕事をしていた。
・中越地震で煙突にひびが入ったがこわれなくてよかった。
・臭いが強く、ごみをつかむクレーンにはタイヤのようなものが付いていた。
・煙突は59mもあり長い。クレーンが持ち上げていたごみはきたなかった。
・有毒なものを出さないように厳重に工夫してあった。5Rを大切にしたい。
・臭いにおいを出さないためにエアーカーテンをしてあった。