三条中学校長手塚義明が作詞したはじめての校歌
〜昭和3年につくられ,昭和28年に現在の校歌ができるまでの25年間歌われ続けました。〜
昭和3年,天皇即位の御大典(ごだいてん)が11月10日に行われることになりました。そこで,小千谷小学校でも,同窓会を中心に記念事業の計画がたてられました。7月には,作詞を三条中学校長手塚義明,作曲を東京音楽学校教授信時潔にお願いすることに決まりました。11月3日には,午前十時から「校歌制定式」が行われました。また,11月27日夜には,町の人たちも集まって,盛大に校歌制定記念音楽会が開かれました。特別に照明装置をとりつけたりして,とてもにぎやかに行われました。
小千谷小学校校歌(昭和28年まで) 第一部 舟岡山の花の色 信濃の川の月の影 ゆかしき町の丘の上に 我が学び舎ぞそそり立つ 第二部 小千谷縮の名も高き 千年の歴史偲ぶとき 移りてやまぬ世の相に 進取の意気ぞ新なる 第三部 校庭の小松にふりつもる 三冬の雪は深くとも われこそ国の太柱 剛く雄々しく生いたしめ 第四部 我が日の君の勅語 明き心にえりもちて 朝日に匂う桜花 校旗の光をいや添へむ |