地震と南中
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 新潟県中越地震が、平成16年10月23日午後5時56分に起こりました。南中学校の校区はたいへんな被害を受けました。
 幸いなことに、大きなけがをした生徒がおらず、登校を再開した日には全校生徒が顔をそろえてくれました。被害の大きさを考えると、奇跡に近いことだと皆で喜びあいました。
 また、本当に多くの方々から激励のお手紙や支援の品物をいただきました。とても励まされました。この場を借りて、厚くお礼申し上げます。本当にありがとうございました。
 そんな中、県駅伝大会で女子が優勝し、全国大会(12月19日・千葉県)に出場することができました。結果は48チーム中27位というものでしたが、選手一人一人が全力を尽くした喜びと充実感を味わうことができました。これもひとえに皆様方のお陰と、深く感謝いたしております。
 私たちは、今回の地震で多くのものを失いましたが、改めて「人の世の温かさ」や「多くの方々に支えられて生きている」という大切なことを教えていただくことができました。
 これからは、お寄せいただいた皆様のご厚情に報いるため、他を思いやる心をもち、進んで社会に貢献できる生徒の育成に精一杯努力していきたいと思います。
 やがて白銀の世界に包まれる南中学校から、皆様のご健勝をお祈りし、お礼のご挨拶とさせていただきます。(平成16年12月20日記)
 ここでは、南中学校の受けた地震の被害状況と、復旧への足取りを時間を追ってまとめます。
発生からの日数 で き ご と
10月23日
午後5時56分

新潟県中越地震発生。土曜日の夕方だったため、校舎内に生徒も職員もいなかった。池ヶ原までの県道、国道117号ともに寸断され、学校に車で入れない状態になる。      
10月26日(火) 4日目 出勤可能な職員が、四つ子に車を置いて徒歩で学校に向かう。学校は電気・水道が止まり、棚の荷物は床に散乱。生徒の安否確認と校内の整理を始める。     
10月28日(木) 6日目 池ヶ原から片側交互通行で道路が通り、学校に車が入れるようになる。
10月31日(日) 9日目 学校に電気が通る。
11月 2日(火) 11日目 学級担任が家庭訪問し、生徒の生活状況の確認と学習支援を始める。
11月 5日(金) 14日目 8日(月)から授業を再開することが決まり、生徒の地区長を通して全生徒にプリントを配布する。
11月 8日(月) 17日目 授業を再開。午前授業。バスは特設。
11月10日(水) 19日目 午後も授業を再開する。昼食を持参し、簡易給食として汁物1品をつくる。
11月15日(月) 24日目 水道回復。検査が必要なため、まだ飲めない。
11月18日(木) 24日目 カウンセラーの方が来校し、生徒と個別面談を行う。
11月19日(金) 25日目 体育館の立ち入り禁止が解除され、使用可能になる。
11月20日(土) 29日目 全国駅伝県予選会で女子が優勝・男子が3位入賞。女子は全国大会に出場が決定する。
11月24日(水) 33日目 給食が復旧する。水が飲めるようになる。
11月28日(日) 37日目 延期していた合唱発表会を実施。スクールバスの登校時の編成を平常に戻す。
12月 1日(水) 40日目 地震で被災した生徒のケアや授業の遅れに対応するための「特例加配」教員が配置され、野口康先生が着任する。
12月19日(日) 58日目 第12回全国中学校駅伝大会(女子の部)出場。48チーム中、27位。

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