本校は、小千谷市の北部、信濃川の河岸段丘が広がる地に位置している。校地は四季折々の自然の恩恵を存分に受けており、児童が伸び伸びと、心豊かに学校生活を送るにふさわしい環境の中にある。
 昭和30年に、旧千谷小学校と旧小粟田小学校とが統合し、千田小学校が誕生した。以来、多くの有為な人材を輩出し、半世紀を経過した。平成16年度には、創立50周年を祝い、記念樹の植樹や築山の造成、記念誌発行などの各種記念事業、記念式典、記念発表会、祝賀会を挙行した。
 児童数は、平成5年度には200名を超えていた。その後少子化が進み、1学年20数名で推移してきたが、平成18年度から平成19年度始めにかけて転入児童が増加し、19年度始めの児童数は、151名となった。その後、140名前後を推移し、現在に至っている。
 学区は、千谷と小粟田の両地区からなり、校舎はその中間点にある。千谷地区は稲作・畑作とともに信濃川河川敷に千谷工業団地が形成されており、電子工業をはじめ各種の製造工場が操業し、児童の保護者も多数就業している。小粟田地区は稲作・畑作が盛んであり、大規模農業が行われている。特に、メロンやスイカ、ニンジンは美味であることが知られ、各地に出荷している。また、国立療養所や市特別養護老人ホームなどの施設が在所している。両地区とも教育に関心が高く、学校教育に対して極めて協力的であり、支援を惜しまない。地域の子どもは地域で責任を持ち育てるという気風を旨とし、地域での社会教育活動、子ども会活動に熱心である。
 市中心部から約2kmの地域であり、近年、学区内また学区に隣接する形で大型商業店が並び、それらへの買い物客や工業団地への通勤などで交通量が著しく増加している。また、市内の総合病院の統合により28年度に新たな総合病院が完成予定で、人や車の流れがさらに変わっていくものと予想される。児童の健全育成と交通安全の確保に一層の配慮と指導の強化が求められている。
 平成26年度に創立60周年を迎え、記念事業として、演台の補修や校庭に2本の桜を植えた。

 
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学校の概要